判定基準と媒体情報
撤退ラインの4ゲート、その金額根拠になっている既存チャネルの実績(実額)、そしてChatGPT広告の媒体仕様。「なぜこの基準か」を数字で追えるようにしている。
撤退ライン(v3・稟議承認済み)
累計消化額をトリガーにした4ゲート判定。最大損失¥45万に固定| ゲート | 累計消化 | 見るもの | 判定 |
|---|---|---|---|
| ① | ¥5万 | 資料DLが1件でも出るか | 0件→停止して診断。クリック有でCV0=LPの問題/クリック無=配信の問題(CPC相場$3–5なら¥5万で60–100クリック来るはず) |
| ② | ¥15万 初月 |
リードCPA・商談化率の初観測 | リードCPA>¥3万で改善なし→撤退。商談化率 <10%=赤信号/≥20%=期待大 |
| ③ | ¥30万 | 商談CPAの実測 | ≤¥6万→合格・増額協議/>¥11万→撤退/中間は「リードCPA≤¥2万 かつ 商談化率≥20%」のみ延長 |
| ④ | ¥45万 | ハードストップ | 例外なし。増額か撤退の二択 |
共通ルール: 商談化率は判定日の7日以上前に獲得したリードのみで計算(獲れたてを混ぜない)/新規顧客限定(既存顧客は資料DLでも質を歪めるため除外)/直近2週の数字を優先(累計で薄めない)/ゲート②通過まで日予算¥5,000を維持。
統計の限界(自制): 初月の商談数は数件レベルのため、商談CPAだけで白黒は断定できない(¥6万と¥11万を初月では区別不能・ブレ幅¥3.4万〜48万)。判定はサンプル数が確保できる商談化率と、営業への商談質ヒアで補完する。
判断のものさし(既存チャネル実績)
撤退ラインの金額根拠。過去10ヶ月の自社実データ(検算済み)| チャネル | リードCPA | 商談CPA | 成約CPA | 商談化率 | 成約率 |
|---|---|---|---|---|---|
| オーガニック | — | — | — | 34.9% | 23.5% |
| Google SEM | ¥20,941 | ¥56,627 | ¥462,456 | 37% | 12.2% |
| Meta(通算) | ¥25,189 | ¥140,641 | — | 17.9%※ | 2.8% |
| Meta(資料DL期・直近3ヶ月) | — | — | — | 9.3% | — |
リードCPAだけ見る罠: Meta 2026/06はリードCPA¥9,725(過去最良)だが商談CPA¥138,306(Googleの2.4倍)。安いリードは獲れても商談で沈む。だから撤退ラインは商談CPAを主軸にしている。
成約単価(Google成約CPA ¥462,456/n=12・ブレ¥26万〜90万)から逆算した「許容できる商談CPA」が、ゲート③の合格¥6万・撤退¥11万の根拠です。ChatGPT広告の質は未知ですが、上司の見立て通りAI検索オーガニック(成約率23.5%)に近いなら、許容商談CPAは¥10万超まで伸びます。
Google並みの質なら
許容商談CPA ¥5.7万
オーガニック並みなら
許容商談CPA ¥10.9万
Meta並みなら
許容商談CPA ¥1.3万
媒体情報(ChatGPT広告 / 2026-07時点)
日本の詳細仕様は未公表が多い。確定情報のみ記載| 掲載 | 回答下部の「Sponsored」枠(広告主名・ロゴ・タイトル・説明文・正方形画像) |
| クリエイティブ | タイトル最大50字 / 説明文最大100字 / 画像1200×1200 |
| ターゲティング | コンテキストヒント(狙う会話トピックを文章で登録。キーワード入札ではない) |
| 課金 | CPM $25–60 / CPC $3–5(米国公表値。日本は未公表) |
| 表示対象 | 無料プラン / Goプランのユーザーのみ(Plus以上には表示されない) |
| 買い方 | 日本は2026-06開始。広告代理店経由(電通デジタル / Hakuhodo DY ONE / CA等)が基本。セルフサーブ ads.openai.com は一部開放 |
| 注意 | ChatGPTが回答内で自然に紹介する「オーガニックAI引用」とは別物(Sponsored表記あり)。流入の質も別扱いにする |
このテストの裏の狙い(AEO偵察): AI検索経由の流入は今後のBtoB獲得の本命になりうる(Vercelは新規登録の10%がChatGPT経由と公表)。広告テストで得る「どの会話文脈で反応が出るか」のデータは、AI検索対策(AEO)にそのまま流用できる。